風邪っていったいどんな病気?

 こんにちは。なすママ!です。
突然ですが、皆さんは風邪の説明をすることができますか?
私たちにとって最も身近な感染症とも言っていい風邪ですが、どんな病原体が原因となって引き起こされているのか、考えたことが無い方もいるのではないかと思います。
今回はそんな風邪について少し掘り下げて書いていきたいと思います。

風邪とは

風邪

感冒ともいう。鼻,のどなどの粘膜に起る炎症性の病気の総称。風邪症候群と呼ぶほうが正しい。ウイルスの上気道感染によるものが多いが,一般にインフルエンザとは区別されている。多くは,疲労,寒冷などのストレス刺激が関係しており,頭痛,微熱,不快感,上気道炎,鼻炎,各種のアレルギー症状,ときには胃腸障害などの症状もあるが,2次感染がなければ安静だけで軽快する。

[出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/]

つまり、風邪という病気は、ただ1つの病原体が原因となっているわけではありません。風邪とは区別して分類されるインフルエンザは、インフルエンザウイルスという特定のウイルスによって引き起こされます。しかし、風邪は違います。原因はわからないが、何かの病原体が上気道(はな・のど等)に感染し、炎症が起きている状態のことを風邪というのです。
ただ、その風邪を引き起こす細菌やウイルス種類は、これまでの研究で多くが解明されており、約8割はウイルス性であるといわれています。
ウィルスは生物ではないので、抗生剤が聞きません。これが細菌と異なる点です。つまり、直接対抗する薬がないため、解熱剤や咳止め、去痰薬等を飲んで安静にする、対処療法が治療の主流となります。
ウィルスと細菌の違いは、もう1点あります。細菌は基本的に1つの臓器にしか感染しませんが、ウィルスは複数の臓器に同時に感染しやすい傾向にあります。要するに、ウィルスに感染すると複数の症状がでます。
風邪をひいた時のことを思い出してください。咳が出たり、のどが痛くなったり、鼻水が出たりと、症状は1つではないですよね。これらの症状は、それぞれ異なる臓器の感染を意味しています。咳は気道の、のどの痛みは咽頭の、鼻水は鼻・副鼻腔の感染によるものです。これが複数の臓器に感染しているということです。
一方、どれか1つに偏って症状が出現するのが、細菌性の感染です。咳だけがずっと続くなら細菌性肺炎やマイコプラズマ肺炎、のどの痛みだけなら細菌性扁桃炎、鼻水だけなら副鼻腔炎の可能性があります。いずれも1つの臓器だけに感染が生じた結果です。細菌感染なら抗生剤治療が効くので、咳やのどの痛みなど、1つの症状だけが続くときには、病院に行ってみる価値があります。しかし、ウイルス感染の場合は抗生剤は効かないので、市販の感冒薬で対処して頂いても事足りるという場合もあります。

風邪と体温の関係

風邪の時に発熱する理由

風邪をひくと熱が出るのは、免疫を高めてウイルスへの攻撃を有利に展開するためです。免疫の中心となるのは白血球です。白血球は高温になると活性化します。血液中の白血球は細胞内に侵入してきたウイルスを見つけるとこれを食べて退治するのですが、そのときウイルスの情報が脳の体温調節中枢に伝達され、放出する熱の量が調整されて体温が上昇します。発熱によって白血球の活動を支援しているのです。それとは退職的に、ウイルスは熱に弱く、40度以上になると死滅するといわれています。
人の免疫システムは37~38度くらいの体温で活発に働くため、平熱近くまで熱を下げる解熱剤はウイルスにとってはありがたく、免疫系にとっては厳しい状態になります。つまり、発熱時に、むやみに解熱剤を使うと、免疫系の活動が抑えられてしまうため、熱が出たから下げなくてはという判断はあまりお勧めしません。
ただし、39度以上になるなどあまりにも高温の場合はインフルエンザなど、風邪以外の感染症の疑いがありますので、医師の診察を受けたうえで解熱剤を服用するようにして下さい。特にインフルエンザの場合は40度以上の発熱が続くとインフルエンザ脳症などを併発する場合もあります。小さいお子さんなどは、大人にくらべると比較的インフルエンザ脳症にかかりやすいと言われているので、急に高熱を出した場合にはすぐにかかりつけ医を受診して下さい。

風邪なのに平熱な理由

同じ風邪でも、熱の出ない風邪もあります。理由として考えられることを4つご紹介します。

①ライノウイルスに感染したため
風邪の原因菌の30%~40%はライノウイルスだと言われています。ライノウイルスは熱が出にくいウイルスです。このウイルスが一番活発で増殖する温度は33度です。人の体温の平均は36.5度なので活動しにくく、免疫細胞もそこまで働かないことから、風邪をひいても熱が出ないと考えられます。

②インフルエンザB型に感染したため
インフルエンザにはA型・B型・C型などがありますが、その中でもB型は発熱が起こらないケースが多いです。

③平熱が低体温のため
生活習慣などの影響から、平熱が35度台という方は、36度台でも立派な微熱です。

④風邪ではないため
咳やのどの痛みが出ているのに熱がでないのは、そもそもウイルスに感染していないことが考えられます。ちなみに、風邪っぽい症状は、ストレスでも出ます。

最後に

今回は、風邪についていろいろとまとめさせていただきました。
風邪かな?と思った時には、それがウィルス性なのか、細菌性なのかを考えてみると、病院に行くべきかどうかをある程度判断できると思います。風邪をひいたときは病院を受診する前に一度症状と向き合ってみて下さい。
風邪の症状は様々ですが、ウイルスであれ細菌であれ、免疫が低下している時に感染します。日常の生活では体温が最も低くなる睡眠中が実は最も感染の危険がある時間です。前述したようにウイルスは体温がある程度高いと働きにくくなります。低体温の方の方が体温の高い人よりも風邪をひきやすいのは、低体温の方がウイルスに好まれるからです。とはいえ、睡眠不足で体力が低下すればやはり感染しやすくなります。適度な睡眠と日頃から十分な栄養を取り、体力を落とさないようにすることが免疫力を高めひいては病気にかかりにくい体つくりとなります。
できるだけかからないように、かかってしまったら即休息して早く治すようにしましょう。

今回の記事は以上になります。最期まで読んでいただきありがとうございました(^^)

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