妊娠とイボ ~妊娠中にイボができた時の対処法について~

こんにちは。なすママ!です。今回は妊娠といぼの関係について書きたいと思います。

1.妊娠中にできることが多いイボの種類

妊娠すると、ポツポツと顔や体に小さなイボができることがあります。

妊娠中にできるイボの正体で最も多いのが首イボです。首イボは別名老人性イボ(脂漏性角化症)ともいい、本来は加齢によって生じることが多い症状として知られています。

個人差はありますが、一般的にこの老人性イボができやすくなる年齢は、40代以降とされています。しかし、あくまで歳を取ると発生しやすくなるというだけであって、ある条件を満たせば、10代20代であれ、首イボができることがあります。その条件のひとつが妊娠です。

原因は、免疫力の低下ではないかと考えられています。

妊婦さんは、出産まで、日々、お腹の中の赤ちゃんに、沢山の栄養を送ったり、出産にむけて身体の準備を整えていきます。そのため妊婦さんの身体には、普段とは異なる様々な負担がかかります。その結果として、免疫力が低下しやすくなります。免疫力が低下すると肌のターンオーバーが上手くいかなくなります。結果、老廃物が溜まって老人性のイボの形成につながってしまいます。

また、妊婦さんは免疫力が低下しているため、外部からウイルスの攻撃を受けやすくなっています。皮膚がウイルスの攻撃を受けることにより、尋常性疣贅というウイルス性のイボを発症してしまうことがあります。また、すでにこの尋常性疣贅に感染している人は、妊娠を期に様々な部位に尋常性疣贅が増殖してしまうこともあります。

2.イボ治療による母体・胎児への影響

老人性イボや尋常性疣贅そのものが、母体や胎児に直接健康被害をもたらすことはありません。しかし、間違った方法で治療した場合、それが母体・胎児に悪影響を及ぼす可能性はあります。

つまり、妊娠中にイボ治療を行う際は、正しい方法を選択することが絶対条件となります。

これからご紹介する2つの治療法も、リスクを伴います。しかし、これらのリスクは医師の診断のもとで行うのであれば、大きな問題はないとされています。ただ、ここではあえてそれぞれのデメリットもご紹介ますので、治療法を選択する際は、参考にしてみて下さい。

2.1 凍結治療

凍結治療は、皮膚科で老人性イボや尋常性疣贅の治療を行う際に最も一般的な方法です。

イボの表面に、直接-196度の液体窒素を押し当てるという、実にシンプルな治療法です。薬品による副作用がないのがこの治療法のメリットです。

ただし、この治療は痛みを伴います。痛みの感じ方には個人差がありますが、大人でも声を出してしまうほどの痛みを覚悟しておく必要はあります。

凍結治療による痛みそのものが胎児に影響することはありませんが、凍結治療で痛みを感じることが大きなストレスとなる場合には注意が必要です。母体にストレスがかかると抗ストレスホルモンが流れ、胎児の発育に影響が出ることがあるからです。

妊娠中はできるだけストレスを感じないようにするのが良いとされています。少しでもストレスを抑えたいという方は、別の治療法を選択したほうが良いかもしれません。

2.2 イボコロリ

イボコロリは第2類医薬品なので、薬局などで手軽に購入することができます。しかし、妊婦さんの場合は使用前に必ず医師の診断を仰がなければなりません。基本的には無害とされているイボコロリですが、妊婦さんに限ってはいくつかの副作用が発生することが懸念されます。

イボコロリにはヨクイニンタイプのものとサリチル酸タイプの物があります。

ヨクイニンは子宮収縮作用があるため、妊婦さんが大量に使用すると、流産や早産等につながる可能性があります。

サリチル酸を妊婦さんが多量に使用すると、分娩の遅れ、動脈管の閉鎖、黄疸等が発生する可能性があります。サリチル酸は、母体に現れることが多く、胎児への影響はほとんどないと考えられていますが、塗る場所と使用量を間違えると、脳損傷、奇形、羊水量の減少などの影響が現れることも否定できません。

こうしたことを避けるために、妊婦さんは、イボコロリを使用する際は、必ず医師の診断を仰ぎ、使用量・使用方法を守ったうえで、慎重に使うようにして下さい。

また、尋常性疣贅の治療にこのイボコロリを使用すると、イボの感染が拡大してしまう症例も報告されているのでイボのタイプによっては注意が必要です。

3.最後に

妊娠中は免疫力が低下するため、今回紹介したイボをはじめ様々な感染症等に、注意が必要です。また、健康な大人ならほとんど問題ない薬剤でも、妊娠中の方にとっては悪影響となる場合があります。

過度な不安を抱く必要はありませんが、薬を使用する際は、医療機関を受診することをおすすめします。

今回の記事は以上になります。最期まで読んで下さり、ありがとうございました(^^)

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