授乳中に薬を飲む際に注意したいこと ~授乳中にタミフルを内服したり市販の薬を内服した経験を踏まえてお伝えします~

こんにちは。なすママ!です。

授乳中、お母さんは、自分が口にするものに、何かと気を使いますよね。食事はもちろんですが、薬の内服については、特にだと思います。『少しくらい調子が悪くとも、なるべく薬は内服さしないようにしている。』という方もいるかと思います。

しかし、インフルエンザに感染してしまったり、ひどい頭痛などで、場合によっては、授乳中でも、薬を服用しなくてはならないことがあります。

私は、三男の授乳中に、夫と長男、次男がインフルエンザになったことから、タミフルの予防内服をした経験があります。また、授乳中に風邪を引き、発熱・頭痛・喉の痛みの症状から市販の薬を内服した経験もあります。

今回は、その時の経験やその時に得た知識をもとに、授乳中の薬との付き合い方について書いていきたいと思います。

1.母乳への薬の移行量

お母さんの服用した薬は、お母さんの体内に取り込まれるため、母乳を通して赤ちゃんにも移行します。その割合はお母さんが口にした薬の量の0.5%~1.0%といわれています。

薬は服用後、時間をかけて血液中に取り込まれ、その後母乳にも少しずつ移行します。

母乳中の薬の濃度が一番高くなるのは、薬を内服してから2〜3時間後になるといわれています。

一概には言えませんが、授乳直前や直後に薬を服用することで、薬の濃度の高い状態の時間帯を避けることができるとされています。

医療機関を受診して、薬を処方してもらう際は、授乳中であることを医師に報告し、飲む時間帯(授乳前か後か)などを、医師に相談してみることをおすすめします。

2.授乳とインフルエンザ(私の経験談)

2.1. インフルエンザにかかってしまったら

お母さんが、インフルエンザになった場合でも、授乳をやめる必要はありません。

インフルエンザの原因菌である、インフルエンザウイルスは母乳に移行しません。そのため、母乳を介してウイルスがうつることはありません。

インフルエンザは自然治癒も可能ですが、他の家族への感染や、高熱による体力の消耗などを考えると、タミフルやリレンザの服用が効果的です。これらの薬を服用することで、ウイルスの増殖を抑え。症状の出る期間を少なくすることができます。

タミフルは血液中への移行があまり見られないことから、授乳による赤ちゃんへの影響は少ないそうです。また、リレンザは吸入薬なので血液中に入ることはほとんどありません。授乳中のお母さんにとって一番安心できるインフルエンザ薬です。

インフルエンザを発症した場合も、風邪などの場合にもいえることですが、母乳を中断することは赤ちゃんにとって良いことではありません。

母乳にはたくさんの免疫成分が含まれているため、風邪やインフルエンザウイルスから赤ちゃんを守ってくれます。風邪をひきにくくしてくれたり、風邪の症状を軽く抑えてくれます。

人工乳に変えてしまうことで赤ちゃんは母乳から得られる免疫効果がなくなってしまうため、薬を飲みながらでも、なるべく母乳を続けてあげることが大切です。

2.2. インフルエンザの予防

2.2.1. ワクチン接種

インフルエンザの重症化を予防するためには、ワクチン接種が大切です。

インフルエンザワクチンは生きているワクチンを使用していないため、母乳に移行することはまずありません。授乳中でも安心して摂取することができます。

これはインフルエンザワクチンに限ったことではなく、他の多くのワクチンに当てはまることですので、重症化する疑いのある病気などは前もってワクチン接種をすることをおすすめします。

2.2.2. 予防内服

予防接種は、インフルエンザの重症化のリスクを抑えてくれますが、感染を防ぐことはできません。家族がインフルエンザにかかってしまった場合、保険の適応外にはなってしまいますが、タミフルなどの薬を予防内服することができます。私は、授乳中に家族が相次いで(夫から次男、長男の順に感染しました。)インフルエンザにかかってしまったため、医師から、この予防内服についての説明をされました。インフルエンザにかかってしまうと、対処療法で、他の薬を内服することになる可能性があることや、子供達の世話も大変になることを考慮し、私は、予防内服をする選択をしました。結果、インフルエンザにかからずにその時期をやり過ごすことができました。内服中も、授乳の時間をずらす(タミフル内服前後に授乳する)方法で、断乳はしませんでした。

のむのまないは、各自の判断によりますが、こういった方法もあることを知っていただけたらと思います。

3.授乳と市販薬(私の経験談)

私は、授乳中に風邪(症状は熱・咳・のどの痛みでした。)を引いてしまったことが何度かあったのですが、我が家は核家族なので、病院を受診する際には、子供を一緒に連れてかなければなりませんでした。病院に子供を一緒に連れていき、インフルエンザやRSウイルスなど他の風邪をうつされてしまうリスクを回避したいことや、待ち時間がもったいないという気持ちから、市販薬に頼ったことが何度かあります。

薬局で授乳でも飲める風邪薬がないか何度か相談したことがあるのですが、対応してくれた薬剤師さんからは、毎回『市販の風邪薬は、お勧めできません』と返答されました。

しかし、『もしのむとしたら…』とのことで紹介してもらえたのが、タイレノールAというお薬でした。(何度か風邪を引いているため、5人以上の薬剤師さんに同じ内容を相談しているかと思いますが、そのうちの3人の薬剤師さんに、この薬をすすめて頂きました。)

タイレノールAはアセトアミノフェンという有効成分を含む医薬品です。妊婦さんが発熱・頭痛に悩まされたときにまず選択される医療用医薬のカロナールと同様の有効成分を持つお薬です。

このアセトアミノフェンと言う成分は、ルルやパブロンなどの総合風邪薬にも含まれています。しかし、薬剤師さんのお話によると、これらの薬は、鼻水や咳に向けた有効成分を含んでおり、その中には、授乳中は内服を控えた方がよい成分がはいっているそうです。

また、咳・喉の痛みに対しては、漢方薬を紹介頂きました。

紹介してもらったのは、ツムラの漢方トローチ(せき、のどの痛み)です。

また、ある薬剤師さんからは、「授乳を一時中断したり、服用後授乳までに4時間以上あける事を前提するのであれば、飲んでいただける薬もあるが、その場合も医療機関を受診して、医師に処方してもらう方が安心ですよ。」という情報も頂きました。

4.授乳中の薬を内服した際の注意点

授乳中にママが薬を内服した場合は、医師から安全といわれていても、念のため赤ちゃんの様子を観察するよう心がけることをおすすめします。

もし、いつもより眠っている時間が長くなる、うとうとした状態が続く、おっぱいを急に飲まなくなる、変にぐずり続ける、下痢、発疹が見られるなど、いつもと様子が違う場合にはすぐに医療機関に相談して下さい。

5.薬の服用と赤ちゃんの月齢

医師は授乳中の患者が病気を発症した場合、薬ごとのデータをもとに、授乳するうえでできるだけ安全な薬を処方することになります。その時に、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの月齢も薬の種類や量を選択するうえで大切な情報の一つになります。

授乳中の赤ちゃんの月齢が低く、まだ新生児の場合には肝臓や腎臓といった機能が不十分なため、副作用を引き起こす可能性が高くなります。時には薬を排出する機能がまだ完全でないため徐々に薬の成分が蓄積されてしまい、突然異変を起す危険性があります。

病院で診察をする場合には、授乳中という旨を医師に伝えると同時に、赤ちゃんの月齢も医師に伝えましょう。

6.授乳中に注意が必要な薬と対処法

薬の中には、授乳中には適さないとされる薬があります。
・放射性の薬
・抗がん剤
・抗不整脈薬
・向精神薬
・免疫抑制薬

また、慢性病などで長期間薬を服用する場合も、授乳は控えた方が良いことがあります。慢性病などで長期間薬を服用すると、1回の服用で問題がないとされている薬でも、1週間以上薬を服用しなくてはならない場合、まだ小さな赤ちゃんの体に薬が蓄積されてしまうことがあります。

服用の必要性がある場合は、必ず医師と相談するようにしましょう。

上記に上げた薬は、一般に風邪などで処方される薬と違い、母乳に大量に移行してしまう薬や、重度の副作用などが疑われる薬です。

そういった薬を内服する場合は、断乳を選択しなくてはならないことがあります。

7.最後に

妊娠中・授乳中は基本的に、自己判断では服薬しないことが重要です。

病院であれば、医師が状況(病状や授乳中のあかちゃんの月齢等)を総合的に判断し、一番安全な方法を選択してくれます。

必要に応じて、薬の内服の仕方、内服するにあたっての注意点についてもアドバイスして頂けるので、おすすめです。

事情があり、医療機関を受診できない場合は、薬局で、薬剤師さんや登録販販売師さんに授乳中である旨を相談し、薬を選んでもらうことをおすすめします。

薬の内服中は、赤ちゃんの観察をしっかり行い、何か変化があった際には、すぐに服用を中止して、医療機関に相談することをおすすめします。

今回の記事は以上になります。

最後までご覧下さり、ありがとうございました(^^)

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